2025/07/29
サービス付き高齢者住宅の選び方ガイド
高齢者住宅の中でも今、特に注目を集めているのが「サービス付き高齢者住宅(通称:サ高住)」です。ここでは、サ高住選びで後悔しないためのチェックポイントや、尼崎市における最新の傾向についてご紹介します。
サービス付き高齢者住宅(サ高住)とは?
国土交通省・厚生労働省が連携して推進してきたサ高住は、原則60歳以上または要介護・要支援認定を受けた方が対象。賃貸住宅スタイルで、介護保険サービスを必要に応じて外部業者が提供する仕組みになっています。「高齢者向け賃貸住宅」として気軽に入居でき、生活の自由度と安全性が両立されているのが特長です。
1. 必須!スタッフ常駐と見守り体制の充実
サ高住を選ぶ際は「日中または24時間スタッフ常駐」が大切なポイント。夜間にも緊急時の対応窓口があり、安否確認や簡易的な生活相談がすぐにできる体制かどうか、必ず確認しましょう。見守りサービスの内容や頻度も要チェックです。
2. 医療・介護体制の連携状況
入居者の健康状態やご家族の安心を考えると、医療・介護との連携は欠かせません。定期的な健康チェックや、必要に応じて訪問看護・訪問介護が受けられるか。万一のときにはどのようなサポートが得られるのかを事前に確かめてください。また、認知症の方の受け入れ可否や、体調悪化時のサポート体制についても詳しく質問を。
3. 居室・共用部の設備や清潔感
居室にはトイレ・洗面台・ミニキッチンが揃っているか、ベッド周りのスペースが十分か。内見の際は明るさや換気、ニオイの有無、清掃管理体制などもよくチェックしましょう。共用部には食堂、ラウンジ、大浴場、庭園などがあると、暮らしの幅が広がります。
4. 食事・生活支援サービスの質
食事は毎日の生活の楽しみです。栄養バランスや味、おかずのバリエーション、食事の時間や個別対応(刻み食・ミキサー食対応など)が希望に合うかも確認しましょう。また、洗濯・掃除の代行や買い物代行、フロントサービスなど生活支援の内容も充実していると、ご本人もご家族も負担が減ります。
5. 料金体系の分かりやすさ
サ高住の料金体系は、家賃・共益費・サービス費で構成されています。月額料金の目安、必要なオプション費用、入居時の一時金や礼金の有無などを明確にし、トータルでどれくらいかかるか計算しましょう。契約形態や解約条件についても、事前によく確認することが大切です。
6. 入居審査や健康診断
多くのサ高住では、入居前に健康診断や面談があります。必要書類や審査の流れ、家族の同意や保証人についても説明を受けましょう。